
子どもと創る 心がつながる家族時間
ISDエデュケイションズの服部真人です。
新年明けましておめでとうございます。
今年もメルマガを通してみなさまのお役に立てますと幸いです。
「心がつながる家族時間」
~コミュニケーションで深まる絆~
最近、ある教育カウンセラーの方から興味深い話を聞きました。
「家族の会話が減っている」というのです。
共働き世帯の増加、子どもの習い事の同時進行そしてスマートフォンの普及により、家族が顔を合わせて話す機会が確実に減少しているそうです。
特に印象的だったのは、「何となく分かり合えているはず」という思い込みが、実は家族の心の距離を広げているという指摘でした。
たとえば、
「宿題はちゃんとやったの?」
「お部屋の片付けは?」 といった用件だけの会話になっていませんか?
子どもの心の中には、
「今日、友達と喧嘩して悲しかった」
「図工の作品を先生に褒められて嬉しかった」
など、たくさんの感情が詰まっています。
では、具体的にどうすれば家族の絆を深められるのでしょうか?
「ながら会話」を大切にする
・夕食の準備をしながら
・お風呂の時間に
・寝る前のひととき
慌ただしい毎日でも、ちょっとした時間を活用できます。
1.「今日あったこと」を共有する習慣
・楽しかったこと
・困ったこと
・明日やってみたいこと。
子どもの言葉に耳を傾けることで、心が開かれていきます。
2.「なぜ」と「どうして」を優しく聞く
・「そうだったんだね、それでどう感じたの?」
・「そうしたかった理由を教えて」
子どもの気持ちに寄り添う言葉がけが大切です。
3.家族で過ごす特別な時間を作る
・休日の朝食を一緒に
・週末の短い外出でもいい
・家事を一緒にする
ささいな時間も立派な家族時間です。
「言わなくても分かるはず」という考えは、実は誤解を生む原因になります。
特に成長期の子どもたちは、自分の気持ちをうまく表現できないことも多いものです。
毎日の「ただいま」と「おかえり」の交わし方を少し工夫するだけでも、会話は広がります。
「今日はどんな一日だった?」その一言から、子どもの新しい一面を発見できるかもしれません。
家族との何気ない会話は、実は子どもの心の安定につながる大切な時間。
今日から、いつもの会話にちょっとした工夫を加えてみませんか?
それが、かけがえのない家族の思い出となり、子どもの心の成長を支える大きな力になるはずです。