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くらべることをやめた日

こんにちは、服部真人です。

SNSを開くと、誰かの楽しそうな休日、華やかな仕事の成果、充実した家族の写真が次々と流れてきます。見ているうちに、なんとなく自分の毎日がくすんで見えてくる。そんな経験はないでしょうか。

私も正直に言えば、同業の経営者がSNSで「アメリカナスダック上場!!」と投稿しているのを見て、「うちはまだまだだな……」とため息をついたことがあります。

妻に「またスマホ見てため息ついてるよ」と言われて、自分でも笑ってしまいま右ということもありました。

心理学者のテッサーが提唱した「自己評価維持モデル」という理論があります。自分と距離の近い人が、自分が大切にしている分野で優れた成果を出していると、自己評価がおびやかされ、焦りや劣等感を感じるというものです。
つまり、赤の他人の成功より、身近な人の成功の方がずっと心に刺さる。SNSはその「身近さ」の感覚をどこまでも広げてしまうので、比較の対象が際限なく増えていくわけです。

古くから「比較」を苦しみの原因のひとつとして捉える考えがあります。

「自分は他人より上だ」と思えば慢心が生まれ、「自分は他人より下だ」と思えば卑下が生まれる。
どちらに転んでも、比較は心を乱すものだと。

では、比較をやめるにはどうすればいいのか。
「比べるな」と頭で分かっていても、人間はどうしても比べてしまう生きものです。

ここで私が思うのは、比較をやめるのではなく、「何と比べるか」を変えることが大切ではないかということです。
他人と比べるのではなく、「昨日の自分」と比べる。そのためには、まず自分自身の個性を深く知ることが出発点になります。

ISDロジックで自分の個性を見つめると、「自分はこういうタイプだから、ここに強みがある」「この分野は苦手だけれど、それは欠点ではなく個性だ」ということが、データに基づいて見えてきます。

すると不思議なもので、他人の成功が「うらやましい」から「すごいな」に変わっていきます。自分の軸が定まると、他人の軸を認める余裕が生まれるのかもしれません。

「自分理解」と「相手理解」。ISDが大切にしているこの二つは、実は「比較の苦しみ」から自由になるための道でもあるのだと、最近あらためて感じています。

今日、もしSNSを開いて誰かと自分を比べそうになったら、ほんの少しだけスマホを閉じて、「自分の個性って何だろう」と考えてみてください。答えは、他人の中ではなく、自分の中にしかありませんから。

……と言いつつ、私もまだSNSでため息をつくことがあります。道半ばですね。あしからず。