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「あきらめる」という考え方

こんにちは。
株式会社ISDエデュケイションズ 服部真人です。

「あきらめる」という考え方

 

「あきらめる」という言葉を聞くと、多くの人は後ろ向きなイメージを持つかもしれません。でも実は、この言葉には私たちの人生を豊かにする大切な意味が隠れているんです。

「あきらめる」の本当の意味は、
まず「はっきり見る」ことから始まります。目の前の現実や状況をしっかりと見つめることです。
そして、その見た現実を「明らかに認める」。
最後に、それを「受け入れる」。

この3つのステップが「あきらめる」という行為の本質なのです。

例えば、長年続けてきた趣味が今の生活に合わなくなったとします。
まず、その状況を「はっきり見る」。
次に、その現実を「明らかに認める」。
そして、その事実を「受け入れる」。
この過程を経ることで、新しい趣味を見つける機会が生まれるかもしれません。

人間関係でも同じです。
相手を変えようとするのではなく、まずその人の姿を「はっきり見る」。
そして、その人の特徴や個性を「明らかに認める」。
最後に、その人をあるがままに「受け入れる」。
こうすることで、より深い理解と絆が生まれる可能性があります。

若い頃の夢も、そのままの形では難しいと感じたら、
まずその現実を「はっきり見る」。
次に、その状況を「明らかに認める」。
そして、その事実を「受け入れる」。

この過程を経ることで、夢の本質的な部分を保ちながら、新しい形での実現方法を見出せるかもしれません。

日々の小さなことでも、この「はっきり見て、明らかに認め、受け入れる」ことは大切です。完璧を求めすぎるのをやめ、「まあまあ良い」という現状を「はっきり見て、明らかに認め、受け入れる」。そうすれば、心に余裕が生まれ、日々の生活がより楽しくなるでしょう。

ただし、安易に「あきらめる」のではありません。よく考え、冷静に状況を見極めることが大切です。そうすれば、「はっきり見て、明らかに認め、受け入れる」ことが、新たな始まりの契機となるのです。

この「はっきり見て、明らかに認め、受け入れる」という考え方を日々の生活に取り入れることで、より柔軟に、豊かに生きられるでしょう。時にはこの意味での「あきらめる」勇気を持ち、大切なものは守る。それが本当の強さであり、充実した生活につながるのです。

今日から、小さなことでも「はっきり見て、明らかに認め、受け入れる」を実践してみませんか?きっと、新しい発見や喜びが待っているはずです。