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「頭のいい人」の考え方

こんにちは。
株式会社ISDエデュケイションズ 服部真人です。

「頭のいい人」とはどういう人なのか?

最近、こんな本を読みました。
『頭のいい人が話す前に考えていること』

読み終わって気づいたのです。
「頭がいい」って何だろう?

知識が多い人?
難しい言葉を使う人?
論破できる人?

違うんです。

「頭のいい人」の正体

頭のいい人とは・・・
「ちゃんと考えてくれる人」

ただ、それだけ。

知識を披露する人ではなく、相手のために考える人。
論破する人ではなく、課題を一緒に解決する人。
シンプルですよね?

7つの黄金法則から見える真実

この本には「知性と信頼をもたらす7つの黄金法則」が書いてありました。

私が一番響いたのは・・・
③ 人はちゃんと考えて「くれてる」人を信頼する

この「くれてる」という言葉。

見えますか?
頭のいい人は、自分のためではなく、相手のために考えているんです。

「怒っているとき」は、頭が悪くなる
人間は多面性です。

冷静な自分 と 感情的な自分
考えてから話す自分 と 反射的に話す自分
相手のために考える自分 と 自分のために話す自分

なんとなくありますよね。

どちらも自分です。

でも、頭のいい人は・・・
感情的な自分に自覚的になり、
すぐに口を開かず、
いくつかのシナリオを比較検討する。

それだけで、信頼される人になれるのです。

 

知識が「知性」に変わるとき

ここが本当に面白かった。

知識をたくさん持っている人がいます。
でも、それを披露するだけの人もいます。

真に頭のいい人は・・・
「知らないふり」ができる人

なぜなら、いつもこう考えているから。

「これから話すことは、本当に相手のためになるのか?」
知識はだれかのために使って初めて知性となる。

この言葉が、胸に刺さりました。

また、会議で最初に案を出す人が一番偉い

この話も、衝撃でした。
批判なんて誰でもできる。

でも、最初に案を出すのは・・・
勇気もいるし、
バカにされないように勉強しなければいけない。
だから、最初に案を出す人を尊重する。
シンプルだけど、深い真実ですよね。

でも、この本を読んで気づいたことをまとめると
傾聴の仕方が頭の良い人と思われるということです。

「頭の良い人の見える傾聴5つの態度」

①肯定も否定もしない
②相手を評価しない
③意見を容易に言わない
④話が途切れたら、沈黙する
⑤自分の好奇心を総動員する

私たちはつい・・・
アドバイスをしたくなる。
自分の話をしたくなる。
評価したくなる。

でも、頭のいい人は違います。
自分の言いたいことではなく、相手の言いたいことを考えながら聞く。

「ヤバい」「エモい」「スゴい」を使わない

この本の最後に、言語化能力を高める習慣が書いてありました。

その中で一番実践しやすいのが・・・
「ヤバい」「エモい」「スゴい」を使わない。

なぜなら、どんな感動もこの3つで処理できるから。
これらを使わないことで、脳の思考スイッチが入る。

試しに、今日一日・・・

SUNグループの方も一緒に!!
この3つの言葉を使わずに過ごしてみてください。

どうですか?
意外と言語化する力がつきませんか?

本当の頭の良さとは・・・
知識の量ではなく、相手への思いやり
論破する力ではなく、一緒に考える姿勢
難しい言葉ではなく、シンプルな伝え方

明日から、こう考えてみませんか?
話す前に・・・

「これは相手のためになるか?」
「ちゃんと考えて伝えているか?」
「感情的になっていないか?」

そんな単純で深みのある人になりましょう!!
「頭のいい人」を目指すのではなく、

「ちゃんと考えてくれる人」を目指す!!ことです。