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「人格者でも許されない4つのこととは」

こんにちは。
株式会社ISDエデュケイションズ 服部真人です。

「人格者でも許されない4つのこととは」

 

人格者でも許されない4つのこととは

組織の中には、必ずと言っていいほど不平や不満を抱える人がいます。

彼らにとって、その不満や不平は正当なものであっても、聴く側はその言動に引っ張られ、疲弊してしまいます。

 

リーダーとして、こうした状況を避けるために知っておくべきことがあります。

 

 

論語の一説にこういう一説がある。

 

 

子貢問いて曰わく、君子も亦た悪(にく)むこと有りや。

子の曰わく、悪むこと有。人の悪を称する者を悪む。下に居て上を訕(そし)る者を悪む。勇にして礼なき者を悪む。果敢にして窒(ふさ)がる者を悪む。

曰わく、賜や亦た悪むこと有りや。徼めて以て知と為す者を悪む不孫にして以て勇と為す者を悪む。訐(あば)きて以て直と為す者を悪む。

 

 

《訳》

弟子が質問した。「先生も人を憎むことがありましょうか」

先生がおっしゃった。

「憎むことはある。人の悪い点をあげつらうような者は憎む。下の位にありながら上の位の者をあげつらう者を憎む。勇ましいが礼儀が無い者を憎む。キッパリしているが道理に通じない者を憎む」

また、おっしゃった。「弟子や、おまえにも憎むことはあるかね」

「人の意見をかすめ取って自分の知恵のようにしている者を憎みます。傲慢でありながら、それを勇ましさだとしている者を憎みます。人の秘密にしておきたいことを暴き立てて、それを素直さだとしている者を憎みます」

 

 

 

「人格者でも人を憎むことがありますか」という問いに対する孔子の答えは、

 

この4点を挙げている。

 

「悪口をいう者」

「上司の不平不満を言う者」

「勇気があっても礼儀がない者」

「何も考えずに突っ走る者」

 

の4点。

 

目上の者を尊敬する心、

礼儀を忘れない

粗暴にならない

 

という点は論語でもたくさん出てきます。

 

ここでは、「悪口を言わない」

ということが取り上げられています。

 

孔子は、人の批判をよくする弟子に対し

 

「君は賢いのだな。私にはそんな暇がないよ」

 

と話している。

 

これは、「自分は人のことを言うほど全てのことはわかっていない。そんなことより自分のことを高めることに時間をかけなさい」

 

という孔子の教えです。

 

 

【1】人の悪口をいう人

自分のことを棚に上げて、いつも誰かを批判したり悪口しか言わない。

 

【2】目上の者への不平不満

礼儀を忘れて、目上の人に対して文句や不平不満ばかりいう。

 

【3】粗暴な人

人に圧力をかけ、ただの暴力なのにそれを勇気だと思っている。

 

【4】即断的な人

周りの意見を聞き入れず、自分の考えしか正しくないと思い込んでいる。

 

 

 

思いやりのある行動をとる!!

 

人は一人では生きていけない。必ず誰かの助けがいる。

そのことが分かっていれば、悪口や不平不満、乱暴な行いはしないはず。

 

 

気が緩むと人間ですから色々出てきます。

 

 

古きを尋ね新しきを知る。

先人の学びを組織やチーム、職場環境をよりよく改善しようとしている

リーダーは、ぜひ実践してください。

 

意識すれば人は必ず成長すると信じております。