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「無常」という最古で最強の考え方

こんにちは。
株式会社ISDエデュケイションズ 服部真人です。

今月のテーマは

「無常」という最古で最強の考え方

 

「無常」という言葉をご存知でしょうか。

実は私たち日本人の心に独特な形で根付き、美意識や人生観に大きな影響を与えてきました。
そして、日常生活や心の持ち方に深く関わる、とても大切な考え方なのです。

仏教のお経にも出てくる「諸行無常」というのも同じです。

仏教用語というとそれだけで、
「宗教はちょっと受け付けられない」という方もいるかもしれません・・

いや、絶対いるはず!!

でも、私が影響された考え方なのでぜひ伝えさせてください。

「無常」とは、この世のものは永遠に変わらないものはない、という考え方です。

すべてのものは永遠ではなく、変化し続けるという真理を映し出しています。

日本の四季は、この「無常」を最も身近に感じさせてくれます。

咲いては散る桜、
積もっては溶ける雪、
絶え間なく流れる川の水。

自然は私たちに、変化することの美しさを教えてくれます。

これが日本の四季の凄さです!!

私たち日本人は古くから、この「すべては変化していく」という事実を、むしろ前向きに受け止める知恵を持っていました。
この「無常」の考え方は、人々の心の成長に重要な示唆を与えてくれます。

人は誰しも、変化を恐れる気持ちを持っています。
現状維持を望み、安定を求めるのは自然な感情です。

しかし、変化を受け入れる柔軟さを持つことで、より豊かな人生を送ることができるのです。

例えば、京都の街並みを見てください。

一見すると何百年も変わらないように見える古い町並み。
でも実は、「変わらないために変わり続ける」という哲学のもと、日々細やかな修復や手入れが行われています。

これは、変化を受け入れながらも、本質的な価値を守り続ける素晴らしい知恵ではないでしょうか。

人生においても同じことが言えます。

私たちは日々、様々な変化に直面します。

仕事、人間関係、自分自身の成長、

それらの変化に戸惑いや不安を感じるのは当然です。

しかし、その変化を受け入れ、そこから学びを得ることで、新たな可能性が開かれていくのです。

ISD個性心理学が伝えているように、一人一人の個性は異なります。
「リズム」のような変化の受け止め方も、人それぞれです。

大切なのは、自分のペースで、自分らしく変化を受け入れていくこと。
それが心の成長につながります。

私たちの人生には、晴れの日もあれば雨の日もあります。
調子の良い時もあれば、悪い時もある。
笑う時もあれば落ち込む時もある。
嬉しかったこともあれば悲しかったこともある。

そんなアップダウンも含めて人生なのだと受け入れられたとき、心はより柔軟に、そして強くなっていくのです。

正直、30代まではその考え方に至らなかったのですが、だんだんその理解が深まってきている程度なので、まだまだ若輩者です。

「無常」という考えは、完璧を求めすぎるのではなく、変化を受け入れながら成長していくことの大切さを私たちに伝えています。

それは、より豊かで充実した人生への道標となるのではないでしょうか。

今日から、小さな変化に目を向け、それを受け入れる練習をしてみませんか?

きっと、新しい気づきや学びが待っているはずです。

人生の変化に戸惑ったとき、この「無常」という考え方を思い出してください。

それは、どこかのタイミングで心の支えとなるはずです。

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